宝石が大好きなお客様が、極めて希少性の高いナチュラルルビーで指輪をオーダーされ、その指輪にかける深い思いを、なんとご自分で小冊子にされました。
今日はそんな一人の女性を虜にしてしまうナチュラルルビーをご紹介させていただきます。
まず、ナチュラルルビーとは十万個にひとつと言われている、ミャンマー産の天然無処理のナチュラルのルビー大理石の中に生まれる大変希少性の高い石です。
一般的には市場に出ている天然のルビーのほとんどが加熱処理をしたものです。
人工的に熱をくわえて自然界で起きる現象を短時間に行う処理です。
宝石をより美しく見せるために行われてきたことです。
もちろん全ての石がきれいになる訳ではなく、元々きれいな石でないと加熱処理をしてもきれいではありません。
それをしないで生まれたのままの姿で宝石として認められたのがナチュラルルビーです。
ナチュラルルビーは加熱してないため、顕微鏡で中をのぞくと、角度が60度と120度で交差する結晶(シルクインクルージョン)やカルサイトやスピネルやガーネットの結晶が入っていたり糖蜜状組織というルビーの成長線等が見えたりします。
加熱処理をするとその結晶が変化して確認出来なくなってしまいます。
ナチュラルルビーを加熱処理したらもっときれいになるのかもしれません。
次回はナチュラルルビーでオーダーされた指輪をご紹介させていただきます。