アトリエ・エヌツーではパールのネックレスの糸替えを1年に1回、おすすめしております。
パールは湿気に弱い宝石です。
湿気の多い日本ではパールが結露したり、汚れが付着したままですと、パール特有の『テリ』や『艶』が失われてしまします。
そのため、定期的なメンテナンスをしていただくと、パールを美しいまま保つことができます。
【パールの糸替え方法・スタンダード】
一般的なパールネックレスの組み方をご紹介します。
①パールの汚れをやわらかいクロスで丁寧に拭き取ります。
②絹糸・針を用意します
パールネックレスの糸は『絹糸』で組まれます。
絹糸は吸水性が大変良く、パールを湿気から守ってくれます。
③糸の下準備
ネックレスを組んだ後、緩みが出ないように糸を引っ張ります。
④端の4珠とクラスプ(留め具)を通し、折り返していきます。
折り返す時に、真珠と真珠の間に結び目を入れます。
結び目は3つになります。
⑤残りの珠とクラスプを通していきます。
⑥折り返して、3つ結び目を作ります。
このときに糸を引っ張りしっかりと締めて、ネックレスが緩まないようにします。
⑦完成
4珠目まで折り返して糸を切り、糸の端をのりづけして完成です。
パールネックレスの組み方は【スタンダード】の他に、【オールノット】もあります。
【オールノット】はその名の通り、パールとパールの間にひとつずつ結び目(ノット)を作る組み方です。この組み方は、万が一途中で糸が切れてもパールがバラバラになりません。
パールネックレスを末長く美しく使っていただくために、是非、1年に1回、チェックしてみてください。