エメラルドは「クラック」という 傷のような物が石の中にたくさんあります。
「クラック」のない石はないと言っても過言ではありません。
「クラック」の多い石は石留めが難しくなります。
加工職人の間ではエメラルドは熟練した職人が留めるもの という無言の決まり事があるぐらいです。
こちらのエメラルドはクラックがとても少ない澄んだグリーン。
指輪とお揃いになるよう、立体的なデザインに仕上げました。
5月の誕生石、エメラルドのジュエリーのご紹介をさせていただきます。
とっておきのエメラルドの指輪をひとつ持ちたいとご要望いただき、 とっておきのエメラルドのルースを探しました。
傷のほとんどない透き通った青みがかったグリーンが、 吸い込まれるように美しく輝いています。
エメラルドは産地によって、同じグリーンでも少しずつ色みがちがいます。
ベリルという鉱物の中にクロムとかバナジウムという不純物が入ると グリーンになるそうです。
また、これらの不純物が結晶になるとき傷が入るそうです。
年月をかけて完成した宝石はやはりきれいですね。
こちらのエメラルドはリングに留めたダイヤモンドが 透けて見えるぐらいきれいなものです。
きれいなリングに留められ、 このエメラルドは最高の輝きを放っています。
一生お使いいただける作品に仕上がりました。
ビー玉のようななんとも可愛いピンクトルマリンの指輪をオーダーしていただきました。
トルマリンの大きな球体はなかなか見つかりません。
小さいサイズのルースであれば容易に見つかるのですが、大きいサイズ(今回は直径14ミリ)のトルマリンは見かけた事がなかったので、ドイツへオーダーすることにしました。
トルマリンという石はおおざっぱに言いますと、円柱形をしています。
その円柱の中心がピンクだったり、ピンクの廻りがブルーだったりするわけです。
ですので、ピンクやブルーやグリーン一色の大きなトルマリンを採取しようと思うととても大きな結晶が必要となるわけです。
なので、小さいサイズのトルマリンは比較的安価な品が多いのですが、大きくなると急にお値段が高くなったりします。
また、直径14ミリもある球体のトルマリンというと丸くカットする際に粉になってしまう部分が多く、とても贅沢なものになります。
それにしても、すごくかわいいですね。
先日紹介させていただきましたナチュラルルビーの指輪をご紹介させていただきます。
私どもでデザインを数点ご提案させていただき、決められたのがこちら!
これはルビーが母岩に抱かれているイメージを元にしてデザインしました。
このお客様は宝石が本当に大好きで、こちらのルビーやデザイン画・途中の確認・完成などをご自分で写真に撮られ、その熱い思いをなんと小冊子にされました。
これらの写真はご本人様の了解を得て、小冊子より引用させていただきました。
私も一冊いただきました。
名古屋店に置いてございますので、ご興味のある方は是非見にいらしてください。
スタッフにも、美しい宝石を見ると食べてしまいたくなるという者もおります。
まぁ私もそのひとりですが、美しい宝石は感動を与えてくれます。
もしかしたら、厳しい世界情勢を潤してくれるのではないでしょうか。